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RESONANCE ~共鳴 (2020年10月)

私たちは、毎日朝になれば太陽が東から昇り、夜になれば西に沈むと信じています。新幹
線に乗れば、運転手さんが必ず目的地まで連れて行ってくれ、まさか酔っぱらっていると
か、クスリをやっている等とは微塵も思っていません。また空気には適度な酸素が含まれ
ており、通常は酸素マスクなどしなくても大丈夫だと確信しているので疑うことなく日々
無自覚に呼吸しています。
しかし、それは真実でしょうか?例えば、地球は秒速約30㎞で太陽の周りを回っています
。時速に換算すると約10万㎞になります。スペースシャトルでさえ時速8万㎞ですから、
ある意味、猛スピードで宇宙を驀進している宇宙船と同じなのです。私たちが信じている
ものとは、それが当たり前になり、それ以外ありえないと思い込んでいるものです。しか
し、時々この信念が揺らぐような事実に直面します。空から放射線が降ってきたとか
、PM2.5が多いとか、何十年に1度もしくは数回、信念が揺らぐ出来事が発生します。そ
の時は信念を書き換え、それまでとは違う信念を持つことになります。つまり、人は必ず
何かを信じようとしているということです。または、信じる力を生まれつき備えていると
いってもいいでしょう。この力がなければ、恐ろしくて道を歩くこともできないはずです
。自らの中にあるこの信じる力を、不安の対象ではなく、自分の本当に信じたいこと、こ
うありたいと願うことに向けることができれば、様々な出来事の結果は自ずと変わってくるはずです。