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RESONANCE ~共鳴 (2020年6月)

月が変わり、私たちの日常も少しずつ活気を取り戻しつつあります。しかし、多くの人の意識は以前と同じものではありません。本当に以前の活気を取り戻すためにはもう少しの時間が必要です。今回のような世界的な大災害の直後では、何かが以前とは違ってしまっていることに気づかされます。歴史的には似たような災害が繰り返し人類を襲ってきましたが、それぞれの出来事は少しずつ違っており、いつも新しい事態に私たちは直面しています。そして、私たちの意識を変えるレベルの大災害に共通していることは、「死」を強烈に意識させるものであるということです。日常の中では、死はすぐに人々の意識から消えていきます。もちろん時々は思い出すのですが、死を想起させるものがすぐに排除されるようなシステムになっているからです。ではなぜ、死を意識させるものが排除されるのかというと、それ「死」が日常の反対側にあるからなのです。つまりは、以前の日常に戻るために必要なのは、死を意識させるものを人々の意識から徐々に遠ざければいいということなのですが、このウイルスが厄介なのは、比較的短い期間でまた必ずやってくるということです。